もうすぐ楽しみにしている沖縄旅行がやってくる。
旅行に持っていくラッシュガードを買った日の出来事だ。
昼食をとり、通い慣れた商業施設の駐車場を、今から出るところだ。
慣れているはずなのに、想定外なことが起きた。
オツト
あれ? いつもの出口と違うじゃん
詰子
間違えただけでしょ?
オツト
いやいや、案内のとおりに来ただけよ
詰子
ちょっと遠回りになるだけだから、そんなに言わなくてもいいでしょ?
オツト
いやいや、いつもの出口と違うじゃん
詰子
はぁ〜、いつかこの文句を愛おしいと思える日がくるのかな?
オツト
今は愛おしくないってこと?
詰子
ハハハハハ
あとがき
僕はひとりごとを大きな声で言ってしまうという、変な癖があります。
目の前で起きていることを単に呟いているだけなのですが、詰子には文句に聞こえるようです。
今回で言えば、いつもの出口と違う、出口の案内板どおりに車を走らせた……それを呟いているだけなのです。
ちょっと声が大きいかもしれませんが……。
まぁ、詰子が僕のことを愛おしいと思うかどうかはわからないけど、僕は詰子ちゃんのことを愛おしいと思ってるから大丈夫だよ。
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