今日は沖縄旅行初日。
中部国際空港セントレアから那覇行きに乗る。
保安検査場で止められることもなくスムーズに搭乗できた。
出発時刻になった。
あとは快適な空の旅を楽しみ、2時間半もすれば南国の那覇だ。
ところが、飛行機が駐機場を出て滑走路に向かおうとしたところで止まった。
そして10分ほど経ってから、機長からアナウンスがあった。
どうやら飛行機にシステムトラブルが発生したらしい。
駐機場に引き返して点検整備をするとのことだ。
整備措置に時間がかかるらしく、一度飛行機を降りてターミナルビルで待つことになった。
ターミナルビルでは、やることがない。
搭乗口を離れることもできない。
できることは、お茶を飲むか、スマホをいじるか、搭乗機を整備する整備士を見守るか、そのくらいだ。
そして、2時間半が経過した。
だが、まだ出発できないらしい。
妻の詰子がしびれを切らしながら言ってきた。
ホントなら、もう着いてるね
まぁ、飛んでから引き返すよりマシだよ
そうだね。
今すぐ出発しても、着くのは夕方を過ぎるね
そうだね、そのくらいだね
よーし、じゃ〜今日はせんべろだな
いいね詰子ちゃん、気が合うね
……などという会話ができたのも、今から思えば、まだまだ元気な証拠だ。
時間はどんどん過ぎて、まもなく4時間が過ぎようとしている。
すると、整備士の様子を見ていた詰子が言ってきた。
片付けはじめたよ。
直ったんじゃない?
マジで!?
じゃ~、直ったか……
諦めたか、どっちかだな
ハハハハ。
その選択肢があったか
結局、4時間10分遅れで出発し、予定よりも3時間45分遅れで那覇に到着した。
あとがき
飛ぶ前でよかったです。
飛んで引き返かえすよりはマシで、運がよかったと思っています。
さらに言えば、エアコンの利いていない機内に何時間も閉じ込められた、などという話も聞きますからね。
さて、僕たちは25年ほど前にも似たような体験をしています。
そのときはサイパンに行った帰りの飛行機で、今回と同じ整備不良が原因で、何時間も待たされたあげく、飛びませんでした。
航空会社は忘れましたが、その日に飛べないので宿泊することになり、結構いいホテルを取ってくれました。
もちろん無料でした。
明日から仕事か、と思っていたら1日余分にサイパンに滞在できて、どちらかといえばラッキーという感じでした。
今回は食事代として、ひとり現金2000円をいただきました。
不思議と苦情を言っている人は見かけませんでした。
まぁ、いろいろありますね。
到着は遅れましたが、無事でよかったです。
何もせず、待ってただけですけど、すごく疲れた一日でした。
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