自分でも信じられないようなボケボケの出来事があった。
そのことを妻の詰子に話す。
「3日くらい前のことなんだけど、台所で納豆を食べようとして、タレかけて、よく混ぜてご飯の上にかけようとしたら、何を考えていたのか分からないけど、シンクの中にかけてたもん。ドバッてシンクの中に納豆が全部落ちちゃった」
「ハハハハ」
「そのとき『うわぁぁぁぁぁぁぁ』 って言ったよ」
「ハハハハ」
詰子は呆れた顔で大笑いだ。
「いや〜、あれはビビったな。なんでこんな事やっとるんだ?って。どう思う? もう終わってることない?」
「ん〜、オツトくんは若いときからそうだったからな」
「まぁ、車の屋根の上に財布を置いて、そのまま走っちゃったこともあったからな」
「ハハハハ、そうそう」
あとがき
どうしてこんなことになったのか未だに理解できません。
気づいたら納豆がシンクの中に落ちてる状態でした。
詰子の言うとおり、僕は若いときからボケボケで、財布を何回もなくしたり、携帯を新幹線やタクシーの中に忘れたり、言い出したらきりがありません。
言い訳になりますが、他ごとを考えていると手に持っているものをそのへんに置いてしまうのです。
僕も詰子も、もう諦めています。

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