僕は近頃、めっきり早起きになった。
そして知らず知らずのうちに、何回も同じことをやったり話したりするようになった。
いわゆる、年寄り特有の生活習慣というやつだ。
若い頃は、その意味を理解できないでいたが、今は実感している。
とある朝の出来事だ。
妻の詰子に話しかける。
オツト
今日は5:30に起きちゃったよ。
そこからずっと横になっていたけど眠れない。
おかげで体が重いよ
詰子
そういうときは、早起きして散歩に行って
そして次の日。
オツト
はぁ〜、今日は4:30に起きちゃったよ。
そこからずっと横になっていたけど眠れない。
おかげで体が重いよ
詰子
だから、そういうときは……散歩に行って
オツト
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(昨日もこの会話をしたな)
あとがき
毎日同じことが起こり、毎日同じ会話が交わされます。
とても不思議。
歳をとると本当にこのようになるんだと驚いています。
他にも、体力が落ちて動きが遅くなる、記憶力もなくなり勘違いをする、などいろいろありますね。
自分はまだ若いつもりでも、昔描いた老人の姿に自分が近づいていると気付いたときやるせなくなり、まさか自分がなるとはという感じです。
僕も詰子もこのあたりのことは諦めていて、もう老人なんだから仕方がないと割り切っています。
なるべく、周囲に迷惑がかからないように気をつけることも必要でしょう。
第二の人生まだ先は長いので、新しいことに挑戦をしつつ、周りに迷惑をかけないよう暮らしたいと思います。
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