家を出て歩いていると声をかけられた。
友人の息子さんだった。
5年ぶりの再会だ。
彼の名前はタ―。
22歳になったそうだ。
炎天下で数分話しただけだったが、もうすぐお盆が来るし、お酒も飲めるらしいので、今度お宅に行く約束をしてすぐに別れた。
帰宅後、妻の詰子に報告する。
オツト
道でターに会ったよ
詰子
へぇ〜
オツト
お酒が飲めるらしいから、お盆にお酒を持って行くことにしたよ
詰子
へぇ〜
オツト
詰子ちゃんも一緒に行く?
詰子
行く〜
あとがき
時が流れるのは早いですね。
赤ん坊のころから知ってる子が成人しているのだから、僕たちも歳を取るわけです。
ターが子どもの頃はうちによく遊びに来て泊まっていったな。
誕生日にはおもちゃを買ってあげたりして、今となってはいい思い出です。
今日はゆっくり話せなかったので、今度はお酒を飲みながら、詰子と一緒に盛り上がりたいです。
僕たちには子どもがいないので、将来この子にはお世話になるかもしれないな。
ター、そのときはよろしく。
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