妻の詰子は今年の2月から医者の勧めでリベルサス(血糖を下げる薬)を服用している。
巷で痩せる薬と言われているものだ。
主な副作用として、吐き気、食欲減退などがあり、体調のいい日もあれば悪い日もあって、一様でない。
詰子は1ヶ月ごとに血液検査のために診察を受けており、僕が10時ごろ病院に送り届け、12時ごろ迎えに行く。
血液検査で一番注意しなければならないのはHbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)という値だ。
先月の検査結果はHbA1Cが正常値まで下がり、薬の効き目を実感したところだ。
今日の検査結果はどうなるだろうか?
詰子が診察を終え、車に戻ってきた。
検査結果を聞いてみる。
検査はどうだった?
だいたいOKだけど、ちょっとA1Cが上がってる。
せっかく正常値に下がったんだから食事を気をつけたほういいって。
1回上がっちゃった人は、また上がりやすいから注意してって
そうなんだ
先生に『リベルサスを飲んでも全然気持ち悪くないから食べちゃう』って言ったら笑ってた。
そういう人もいるから食事に気をつけてって
やっぱり、気持悪くないと食べちゃうね
ダメだって思うけど、お腹空いてると食べちゃうわ
じや〜、今からどうする?
ブロンコビリーでハンバーグを食べたいな
ハハハハ。
やっぱり〜
あとがき
リベルサスを飲み始めた春ごろは、食べ過ぎると胃が気持ち悪くなって、まともに食べられませんでした。
だからどんどん体重が減っていきました。
しかし、最近は気持ち悪くないようで、食べれてしまってます。
そのせいで体重も少し増えています。
詰子と理由を考えてみたのですが、よくわかりません。
体が薬に慣れてしまったのかもしれません。
このあと処方箋を薬局にメールで送り、ブロンコビリー(愛知県を中心に展開するステーキハウス)に行きました。
検査結果のことなどすっかり忘れ、ハンバーグとアジフライを美味しくいただきました。
帰宅する途中で薬局により処方薬をもらいます。
そのとき薬剤師に言われました。
甘いジュースを控えてくださいと。
詰子は「はい、気をつけます」と答えましたが、ガムシロップをガッツリ入れたカフェオレを飲みほした詰子にとって耳の痛い言葉でした。
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