妻の詰子に荷物を運ぶのを手伝ってほしいと頼まれた。
車で20分ほどの距離を僕が運転する。
いつもは昼ごろに運ぶ荷物だが、詰子にも段取りがあるだろうから一応時間を確認する。
「詰子ちゃん、荷物を運ぶのは何時から?」
「何時でもいいよ。ご希望はいかが?」
「ごきぼう?」
意外な答えが返ってきて、思わず笑ってしまった。
てっきり「お昼ごろ」と言うと思ったのに、こちらの希望を聞いてきたからだ。
こちらにご希望はない。
どうやら詰子に特別な段取りはないようだ。
「詰子ちゃんのご希望は?」
「まぁ、昼くらいかな」
「ハハハハ(いつも通りじゃないか)」
あとがき
肩透かしに合ったような気分です。
と言うのも、以前にはこんなこともありました。
今回、どうして詰子がこちらの希望を聞いたのかわかりませんが、たぶんそんな気分だったのでしょう。
さて、荷物を運んだあとスーパーに寄り、あの「カツオ」を買うことになります。
長い人生、これからもいろいろあると思いますが、何とか乗り切りたいです。
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