僕は寝酒に焼酎を飲む。
飲むときは決まってお湯割りだ。
夏だろうが冬だろうが関係ない。
お湯を沸かすときは電子レンジを使う。
沸いたのでカップを取り出したら、アツアツのお湯が手にかかってしまった。
「あっつ〜」
妻の詰子を見ると、呆れた顔をして言ってくる。
「はぁ〜、またひとりでやらかしとるな〜」
「めちゃくちゃ熱いよ」
「もっと、かんこうしてやりゃ~」(名古屋弁:よく考え、工夫してやりなさい)
「ーーーー」
あとがき
久しぶりに聞いたな、「かんこうする」という単語。
漢字で書くと、たぶん「勘考する」。
「観光」ではないよ。
子どものころはよく聞いた言葉だけど、最近はほとんど耳にしません。
失敗や間違いをしたときに、親や学校の先生に「勘考してやりゃ~」「勘考しなかんわ~」と言われることがほとんどです
この歳になって詰子に言われるとは変な気分です。
幸い、手にかかったお湯の量が少なかったこともあって、火傷することもなく大事にはなりませんでした。
詰子の言うとおり、次からはもっと勘考してやらないといけないな。
ちなみに「アツアツ」を名古屋弁で言うと「ちんちん」。
そして「ちんちん」の最上級、つまり「めちゃくちゃ、超アツアツ」を名古屋弁で言うと「ちんちこちん」。
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