見えない自販機と見えない未来

日記

妻の詰子は、夜な夜な、我が家から歩いて三分ほどの距離にある事務所(詰子の職場)に出かける。
誰もいない事務所でお茶を飲み、ひとりの時間を楽しんでいる。
今日も出かけるのかどうか気になったので聞いてみた。

「詰子ちゃん、今日も事務所に行くの?」
「ちょっと行ってこようかな?」

行く気マンマンのようだ。
詰子が続ける。

「そういえば、自販機の缶コーヒーがそれまでは100円で買えたのに、ちょっと前に110円になったんだわ」
「うん」
「せっかく安かったのに110円になっちゃって、でも、仕方ないなと思ってた」
「うん」
「そしたら、昨日、買おうと思ったら120円になってるもん」
「ハハハハ」

さらに詰子が続ける。

「しかも、電気もついてないもん」
「ハハハハ、電気って、自販機の照明のこと?」
「うん。だから、夜だと、どこに何が並んでるか、全く見えんもん」
「ハハハハ」

あとがき

世知辛い世の中ですね。
エネルギー価格の高騰が、こんなところにも影響が出ている感じです。

今まで100円というのが安すぎたとうことですかね。
適正価格になるなら仕方のないことですけど、本当にそうなのかな。

例えば米はどうなってるんでしょうか。
備蓄米がスーパーに並んでいるところを見たことがないし、備蓄米どころか、すでに新米が並んでいて価格はあいかわらず高いです。
報道でもその後のことは扱ってないようですし、石破さんも撃沈して、なんともなりせん。

ん~、世の中、何が起こっているのか、どこに向かっているのか、全くわかりません。

自販機も未来も見えないのです。

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