どんどん物忘れが激しくなってきている。
思い出したくても思い出せないとストレスなので、その都度スマホのメモアプリにメモをすることにしている。
キッチンで洗い物をしようとして洗剤が少なくなっていることに気づいた。
メモするため、「洗剤、洗剤、洗剤……」と呟きながらスマホを探すが見当たらない。
「あれ!? スマホ、どこに置いたっけ?」
小さい家にもかかわらず、どこに置いたか思い出せない。
同じところを行ったり来たりしながら、なんだかんだで5分ほどあちこち探す。
やっとの思いでスマホを見つけるが、今度はメモする内容を思い出せない。
「あれ!? 何を買ってこなきゃいけないんだっけ?」
キッチンに行き、洗剤を見て思い出す。
「あっ、洗剤だ」
思い出したところでスマホにメモしようとするが、またスマホがない。
「なんで!? 今さっき触ってたじゃん!」
夕食後、妻の詰子と二人でテレビを見ながら、今日あったスマホ紛失事件について、あーでもない、こーでもないと話す。
「今日、そんなことがあったよ」
「オツトくん、ホント、ボケボケだよね」
「あぁ~、嫌になるよ」
話が一段落ついたところで、詰子がテレビを消した。
「詰子ちゃん、もう寝るの?」
「寝ないよ。どうして?」
「テレビを消したからさ」
「あれ!? なんで消したんだ?」
「ハハハハ。どんどん俺に似てきているね」
あとがき
二人ともボケボケです。
物忘れ、意味不明な行動……と、ひとつのことしかできなくなってます。
ひとつをやっていると、もうひとつを忘れる。
ひとつをやっていると、もうひとつのことができず疎かになる。
そんな感じです。
僕は詰子と話をしながら車の運転をしていると道を間違えるようになりました。
とくに高速の分岐は要注意です。
なので、詰子には静かにしてもらっています。
この先が思いやられますね。
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