母の薬

日記

昨年末、母が脳梗塞になり、それ以来母の様子を見るため、定期的に実家に行くことにしている。
母の薬が無くなるころに病院に連れて行くため、いつまで薬があるかを確認しに行く。

母に言う。

「調子はどう?」
「まあまあだよ」
「薬っていつまであったっけ? あれ? この日、薬、飲んでないじゃん」
「ホントだ。どうしてだろう」
「ちゃんと飲まないとダメだよ」

母にそう言い聞かせて帰宅した。
妻の詰子に報告する。

「そんな感じだったよ」
「それで、薬は何日まであった?」
「あれ? 何日まであったんだっけ? 確認してくるのを忘れた」
「ハハハハ。お前もボケボケだな」

あとがき

それにしてもボケボケですね。
ひとつのことをやると、それまでのことを忘れる。
ホントに嫌になります。

さて、おかげさまで母は元気にしております。
多少、物忘れがありますが、日常生活には問題ないと診断されています。
詰子から見ると、母も僕も大して差がないとのこと。

来週から運動リハビリのデイサービスを利用することになりました。
独り暮らしなので、外から刺激を受けることでボケを予防するそうです。
新たな生活が始まりました。

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