仕事に出かける詰子を見送る

日記

妻の詰子が仕事に出かける。
それを僕が玄関で見送る。

「詰子ちゃん、カバン持った?」
「持ってない」
「持たなくていいの?」
「うん、面倒くさいから」
「めんどくさい!?」

驚いた顔をしていると、さらに詰子が言ってきた。

「じゃ~、ちょっとコーヒー飲んでくるわ」
「こーひー? 仕事じゃなくて?」
「うん、職場にコーヒー飲みに行ってくる」
「ハハハハ」

あとがき

いつもの会話です。
詰子は毎朝「ちょっと、コーヒーを飲んでくるわ」と言って出かけていきます。
どうして、そのように出かけるようになったのかは思い出せません。

職場から家にコーヒーブレイクをしに来るのなら話は分かるのですが、詰子は逆。
家から職場にコーヒーブレイクをしに行く。

まぁ、毎日同じことを繰り返すと嫌気がさしますからね。
ルーティンのメリットを強調する人がいますが、僕は毎日同じことを繰り返すと飽きてきますし、注意力がなくなくなるし、デメリットのほうが多いと感じています。

夫婦も親子も仕事も、ときには休憩や他の刺激がいります。

詰子ちゃん、今度は僕がコーヒーを入れるからね。

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