美顔器と沈黙の詰子

日記

妻の詰子が鏡を見ながら顔に美顔器をあてている。

「詰子ちゃん、何やってるの?」

無視して鏡とにらめっこだ。

「詰子ちゃん、聞こえてる?」
「フフフ……」

微かに鼻を鳴らして、含み笑いをしている。
仕方がないので、大きな声で呼んでみる。

「おーい、詰子ちゃ〜ん」
「ハハハハ」
「はぁ~、もし俺が詰子ちゃんを無視する側だったら、後ろ回し蹴りが飛んでくるところだよ」
「ハハハハ」

あとがき

説明するのが面倒なのか、集中したいのか、見ればわかるでしょということなのか、理由はよく分かりませんが完全な無視でした。
あいかわらず詰子には驚かされます。

さて、僕たちはもうすぐ還暦です。
子供のころ60歳というと、かなりのじいさん、ばあさん、というイメージでしたが、いざ自分がその歳になるとまだ若いつもりでいます。
体力の衰えは感じますが、詰子の場合、美を追求する気持ちは年頃の女の子と同じなんだなと思います。
逆に僕は身なりに無頓着なので、詰子を見習ったほうがいいのかもしれません。

まぁ、いつまでも心身ともに元気に若々しくいたいものです。

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