母が退院して間もないので、実家で寝泊まりしている。
今日の朝、起きてすぐに支度をし、実家から自宅に戻る。
帰宅すると妻の詰子が聞いてくる。
「もう帰ってきたの?」
「うん、ダメ?」
「いや、もっとお母さんの所にいてあげたら」
「まぁ元気そうだったから大丈夫だよ」
僕がそう言うと、詰子がツラそうな顔をしている。
「あのさ、私、背中が痛くて何もできないもん」
「大丈夫?」
「湿布貼って」
「は~い」
昨日のLINEのとおり、ずっと痛いようだ。
湿布を袋ごと渡してきた。
「もうこれで湿布がなくなっちゃたもん。湿布買ってきて」
「は~い」
詰子がシャツをめくり、その背中に湿布を貼る。
ところで、僕は朝から何も食べていない。
「とりあえず、お腹が空いたからごはん食べるわ」
「何を食べるの?」
「サンドイッチでも作ろうかな」
「じゃあ、私のサンドイッチも作って」
「ハハハハ、は~い」
あとがき
母は病気をしたわりに、いつもどおりの元気で安心です。
詰子は背中が痛くてツラそうでしたが、会話のやりとりはいつもどおりで安心です。
おかげで様で「は~い」を3連発しました。
昨日のLINEのやり取りはこちらから。
それにしても、ひとりで生きていくって大変ですね。
若いころは、なんとでもなると思っていましたが……。
下手すると、この状況が10年とか続きますからね。
普通が一番とか、平凡が一番とか、いろいろ言われますけど、改めて考えてしまいます。
まぁ、結論としては、ひとりで生きていくには限界があるという事ですね。
あたりまえか。
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