沖縄、那覇に旅行に来ている。
天気はよく、気温も20℃くらいの散歩日和だ。
首里城公園まで行くことにした。
「詰子ちゃんも一緒に行く?」
「私はやめておくわ」
妻の詰子には持病があり激しい運動はできない。
15年ほど前に二人で首里城に来ているので、今回は僕ひとりで行くことにした。
牧志からゆいレールに乗り首里で降りる。
案内によると、ここから1kmほど歩く。
11月末だが、歩いていると汗ばんでくる。
15分ほど歩き首里城前の交差点まで来た。
グーグルマップを見ながら来たが、少し遠回りをしたようだ。
公園に入って順路に従う。
守礼門、歓会門、瑞泉門、漏刻門と進み、広福門の券売所まで来た。
ここまで来て、正殿を復元していることをはじめて知った。
正殿エリアは有料区域になっており、大人400円で入場券を購入し中に入る。
復元工事の真っ最中だ。
ガラス越しではあるが復元工事の様子を見ることができ、貴重な体験となった。
その後、東のアザナ(物見台)まで行き、淑順門、右掖門と来て、久慶門から城外に出た。
僕の住む名古屋には名古屋城があるが、もちろん首里城はそれと違った趣があり歴史を感じる。
そんなことを考え、写真を撮りながら、ゆっくりと1時間ほど歩いてきた。
帰りは守礼門を通らず、円覚寺の前を通り、当蔵の交差点から首里駅まで戻った。
ホテルに戻ると詰子がベッドの上でYouTubeを見ている。
ご機嫌のようだ。
「オツトくん、どうだった?」
「復元工事をやっていた。知らなかったよ。この先、工事中の首里城を見ることはないだろうから行って良かったよ」
「よかったね」
「うん」
「疲れたでしょ?」
「うん、疲れた。すごく歩いたよ。詰子ちゃんにはちょっとムリだな。行かなくてよかったよ」
「もう、私はそういうのは、やめておくわ」
「それよりもさ~」
「それよりも、何?」
「首里駅から首里城までの道中にオリオンビールののぼりがいっぱい立ってて、俺を誘ってくるんだよ。それと闘うのが大変だった」
「ーーーー」
「わかる?」
「わからん」
あとがき
まずは首里駅から首里城までの徒歩での最短ルートを書きます。
首里駅から首里城方面に歩いていくと、道の左側に次の案内板があります。
鳥堀1丁目のバス停の手前、JAおきなわの向かえあたりです。
拡大します。
赤いルートが最短ルートです。
車いすの方は青色のルート。
写真では分かりにくいので、行かれた方は現地で確認してください。
僕が通ったのは県道29号を首里城方面に行き、池端の交差点を左折して首里城前の交差点というルート。
徒歩だと遠回りでした。
しかし、車で行くときは僕が歩いたルートの、池端の交差点→首里城前の交差点→駐車場がベストです。
まぁ、車で行くときはカーナビを使うか。
僕もグーグルマップを頼って行ったので、このルートになったと思います。
さて、首里城は2019年10月31日に焼失しました。
どうなっているのだろうと思っていたのですが、復元工事が行われているとは知りませんでした。
写真のように、少しずつ形になっているようです。
城壁に沿って歩いていると外国にいるようで文化の違いを感じます。
門も高貴で趣があります。
復元は2026年度の完成予定なので、また行きたいと思います。
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