妻の詰子が寝室から起きてきた。
何だか様子が変だ。体調でも悪いのだろうか?
「オツトくん、あのさ~」
「何?」
「柿、剥いて〜」
「かきむいて!?」
なかなかの攻撃力だ。
そして次の日。
「オツトくん、コーンスープをチンして〜」
「ハハハハ」
昨日と全く同じシチュエーションすぎて、思わず笑ってしまった。
「あのさ~、お願いしたときに大笑いするのやめて〜」
「ハハハハ。だって面白いんだもん」
あとがき
いつもの会話です。
立っているものは親でも使えとはよく言ったもので、詰子のためにあるようなものです。
僕は頼まれごとが嫌なわけではありませんが、同じ状況や会話が連続すると笑ってしまいます。
それを詰子は馬鹿にされたと感じるようです。
それでも詰子は頼み事をしてくるので諦めているのでしょう。
詰子ちゃん、何でもやるから遠慮なく言ってね。
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