とある洋食屋での出来事。
これから食後のコーヒーを飲むところだ。
妻の詰子はスープカレーを食べている。
名古屋でスープカレーとは珍しい。
オツト
スープカレーは、どう?
詰子
カレーを薄めた感じ
オツト
しゃびしゃび(名古屋弁で「水っぽい」の意)のカレーってこと?
詰子
ちょっと美味しい家のカレーを薄めた感じ
オツト
ちょっと美味しい……いえのかれぇ!?
詰子
奥のほうにスパイスはいる。
でも北海道で食べたヤツとは全然違う
オツト
!?
(訳わからんな)
そう思ったとき、今の自分の状況が把握できなくなった。
オツト
あれっ?
詰子
どうしたの?
オツト
砂糖、何杯入れたっけ?
詰子
ハハハハ
オツト
喋ってるとわからんくなる
詰子
ーーーー
(ボケボケだな、コイツ)
あとがき
前に札幌で食べたスープカレーは、とても美味しかった記憶です。
人に連れて行ってもらったので店名や場所は思い出せませんが、個人店の小さな店でした。
スープカレーは頻繁に食べることはありません。
それでも年に数回は大須のマジックスパイスに食べに行ってました。
気に入っていたのに、数年前に閉店したのは残念です。
さて、僕は若いころから二つのことを同時にできないことを自覚していますが、最近ますます激しさを増しています。
人と話しながら何かをすることは、僕にとって高度な技なのです。
それにしても、数も数えられなくなるとは……。
まだ先は長いですが、僕は乗り越えることができるでしょうか?
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