妻の詰子は今年の2月から医者の勧めでリベルサス（血糖を下げる薬）を服用している。
巷で痩せる薬と言われているものだ。
詰子は1ヶ月ごとに血液検査のために診察を受けいる。
血液検査で一番注意しなければならないのはHbA1C（ヘモグロビンエーワンシー）という値だ。
「詰子ちゃん、今日はどうだった？」
「先生に『この調子でいきましょう』って言われた」
「A1Cは？」
「ちょっと減ってた」
「すごいね、リベルサスが効いてるね」
「うん」
順調のようだ。
体重も聞いてみる。
「体重はどう？」
「変わらず、現状キープ」
「なかなか減らないね」
「でも、気持ち悪くないから普通に食べてるけど、体重をキープできてるからね。夜食を減らせば体重も減ると思うんだけど……」
「昨日、夜中に卵ごはん食べてたヤツ？」
「うん、すごい美味しかった。今日の朝も食べた」
「今日の朝も食べたの？」
「うん、食べても食べなくても体重が変わらないから食べることにした」
「ーーーー」
「じゃ～、今からブロンコビリーでお昼ごはんを食べます」
「ーーーー」
あとがき
とりあえず、検査結果は良好でした。
リベルサスを飲みはじめて半年ほど経ちました。
これまでは胃が気持ち悪いという副作用があり、あまり食欲もなく、体重が5kgほど落ちました。
最近は薬に慣れてきたせいか、気持悪いことが少なくなり、食事も普通に食べてます。
それでも体重をキープしているので、まあまあの結果ということだと思っています。
詰子ちゃん、この調子で頑張ろうね。
ちなみに、ブロンコビリーは愛知県を中心に展開するステーキハウスです。
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