日記

印鑑手帳を探して

印鑑証明をもらうために、妻の詰子と二人で役所に行く。他の書類が入ったA4のクリアファイルに印鑑手帳を入れる。しかし、役所の前に来たとき、そのクリアファイルに印鑑手帳がないことに気づいた。「詰子ちゃん、印鑑手帳がないよ」「ハハハハ。またか~。...
日記

ポルチーニってどうやつ?

妻の詰子がテレビを見てひとりごとを言っている。「これ、食べた~い」独り言にしては、ずいぶんと力強い。僕は思わず顔を向けた。「詰子ちゃん、何の番組?」「ポルチーニ」「ぽるちいに? ポルチーニってどうやつ?」「ハハハハ」「なんで大笑い?」「ハハ...
日記

衆議院選挙2026

選挙だ。投票所は小学校だが駐車場の台数が少ないので、空いている時間帯に行きたい。「詰子ちゃん、混むから15時過ぎに選挙に行くから」「わかった」「そのあとスーパーで買い物して、晩ごはんにするから」「じゃ~、今からご飯だけ炊いてくれる?」「うん...
日記

肉の名前が思い出せない

神戸に来ている。妻の詰子が、ハーバーランドにシュラスコの店があるので行きたいと言う。「オツトくん。シュラスコの食べ放題の店があるから行ってみたいんだよね」「あのさ~、シュラスコってどんなやつ?」「ん~、肉を焼いたやつ」「肉を焼いたやつ……?...
日記

雪の神戸、ラウンジにて

大阪から神戸に移動した。神戸マリオットホテルに泊まる。ここもはじめてくるホテルだ。外は寒く、とても出かける気にならない。ラウンジで妻の詰子とお茶を飲むことにする。「オツトくん。外、雪が降ってるんじゃない?」「ホントだ。みぞれっぽいね」テレビ...
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あべのハルカスで転びかけた日

大阪に来ている。妻の詰子とあべのハルカスの展望台に行くことにした。大阪マリオット都ホテルから直行で行ける。展望台に来るとさすがに高く、大阪平野が、まるで巨大な地図のように足元へ広がっている。詰子と並んで、ゆっくりと回廊を歩いていると、突然そ...
日記

詰子ちゃんは常識を超えてくる

リビングの扉を開けた瞬間、ふわりと香ばしい匂いが鼻をくすぐった。炒め物の匂いだ。油が跳ね、肉が焼け、タレが焦げるあの幸福な香りだ。妻の詰子に聞く。「詰子ちゃん、何食べたの?」「ハハハハ。あのさ~、私が何を食べたか聞くのやめてくれる?」「なん...
日記

詰子、マイナンバーと闘う

リビングに足を踏み入れた瞬間、空気がピリッと張りつめた。ソファの上では、妻の詰子がスマホを片手に、何かと闘っている最中だった。「めんどくさいな〜。字が見えんがや〜」小さく唸りながら、役所から届いた案内状を睨みつけている。どうやらマイナンバー...
日記

歯とハサミとトンテキの攻防戦

琵琶湖マリオットホテルに来ている。朝食会場には、色とりどりの料理が並び、まだ眠気の残る身体をやさしく刺激してくる。ソーセージをひと口かじった瞬間だった。前歯に、鋭い痛みが突き刺さる。「あぁっ、ダメだ」思わず声が漏れると、妻の詰子が顔を上げた...
日記

いつの間にか、たんこぶ

夕方、リビングに向かうと、妻の詰子が額に手を当てながらこちらを振り向いた。「オツトくん」呼ばれて顔を上げると、彼女はどこか不思議そうな表情をしている。「なに?」「なんかね、記憶がないんだけど……ここに、たんこぶができてる」そう言って、前髪を...
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